2022年度全国大会 セッション紹介

投稿日 2022年12月15日

A)持続可能な地域づくりを実現する人材と組織

オーガナイザー:白井信雄 (武蔵野大学工学部環境システム学科教授(サステナビリティ学科、学科長予定者))

ゼロカーボン、気候変動適応、SDGs未来都市等の取組みに共通して課題となることとして、行政分野間・産学官間・地域間の連携、環境と経済・社会の統合、リフレ-ミングによる慣性の手ばなしと社会転換等があります。これらの統合的・転換的アプローチを実現するために、「マネジメントを担う人と組織はどうあるべきか」、さらに必要とされる「マネジメントを担う人の育成システムはどうあるべきか」。先進事例の分析結果と具体的な提案を報告し、実践に向けた意見交換を行います。

 

B)日本の地域社会版持続可能性指標の議論・作成

オーガナイザー:杦本育生(認定NPO法人環境市民)

「自治体の持続可能性評価指標づくりプロジェクト」では、メーリングリストでの議論などを通じて日本の地域社会・自治体における持続可能牲を測る指標の検討を進めてきました。本セッションでは、これまでリストアップされた指標群について参加者全員で自由に議論し、実際に使える持続可能な地域創造ネットワーク版の「持続化可能な社会指標」をまとめます。

 

C)ゼロカーボンシナリオ検討の実践

オーガナイザー:杉山範子(名古屋大学・世界首長誓約/日本事務局)

名古屋大学では、各市区町村のゼロカーボン・ロードマップの作成に資する「ゼロカーボン地域シナリオ分析ツール」を開発しました。担当職員の方自らが、2050年実質ゼロカーボンを実現するための2030年、2040年、2050年におけるCO2削減目標の見極めや目標達成のためのポリシーミックスを検討する際に利用できます。
この「ゼロカーボン地域シナリオ分析ツール」を実際にパソコン上で用いていただき、グループセッションを行います。

※ノートパソコンをご持参ください。持参できない方は事前にご相談ください。

 

オプショナルセッション

ESDとSDGsツーリズムによる地域活性化(公開セッション・参加無料)

オーガナイザー:中口毅博(芝浦工業大学)

本セッションは「ESD推進による地域創生」と「SDGsツーリズム」プロジェクトの報告になります。まず、①学校における探求活動を住民・企業行政と連携して実施している事例や、②地域の“SDGsスポット”をデジタルコンテンツとして教材化した事例を紹介します。その上で、③次世代の提案をどのように実現するか、SDGsを学ぶ教育旅行やそのガイドを地元の若い世代が行う可能性について、④学び手の「主体性、多様性、協調性」を育みつつ持続可能な地域づくりを推進する方策について議論します。

※オンライン限定企画です。 現地参加の方も、ホテル・ご自宅等からオンラインでご参加ください。