投稿日2015年2月1日 真の市民自治社会の実現をめざすための総合計画

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概要

目的

  • 従前、多く見られてきた施策を総花的に列挙するのみ、かつ、十分な市民参加が図られず、実効性確保が十分とは言えなかった総合計画と決別する。
  • 「ビジョン」「ビジョンを実現するための手法やプロセス」「戦略(=行政経営の基本方針)」(いずれも市民とともに進めるもの)を明らかにすることで、総合計画(真の市民自治社会の実現を目指したもの)の実効性を高める。

実施概要

目指すべきまちの実現に向け、市民の現在の利益と将来の利益をしっかりとつなぎ、目標を定め、着実にまちづくりを進める総合計画を策定・推進する。

その実現のため、下記のようなことを実施する。

  • 市民ニーズ等の十分な把握(アンケート等によるもの)や、SWOT分析
  • 行政経営マネジメントの見直し(成果重視型へのシフト)
  • 首長任期とリンクさせ実行責任を担保した基本計画や実施計画の策定
  • 適切な情報開示及び十分な市民参画のもとでの進捗管理等を行う。

期待効果

その他、特徴的な効果

市民全体の納得のうえで諸施策を遂行していく合意文書の役目を持っている。

実施内容とポイント

全体を通じたポイント・考え方

計画策定・推進にあたり、次の3つの視点を組み込むことが重要。

  1. 「新たな公共」の視点(市民自治社会を実現するための計画とするための視点)
  2. みんなで使う視点(目標を理解し、成果をチェックできる計画とするための視点)
  3. 行政経営の視点(実効性のある計画とするための視点)

また、持続可能な行政経営システムとするために、環境の視点を組み込むことが重要。

ステップ1 アンケート等の実施

実施内容 一定数以上の市民(中学生等も含めたもの)へのアンケート、市民参加ワークショップ、各種団体へのヒアリング等を実施する。
ポイント・考え方 公募市民委員をメンバーに含む「総合計画審議会」が計画策定の中心的役割を担いつつも、多くの市民の願いや思いを汲み取るために実施する。

ステップ2 SWOT(スウォット)分析による基本戦略の抽出

実施内容 市民アンケート等により整理した市民ニーズ、まちの特性及び地政的役割、社会経済情勢、地方自治の展望等を整理し、SWOT分析を行い、基本戦略と重点プロジェクトを定める。
ポイント・考え方 SWOT分析は、まちが有する「強み」と「弱み」及び外部からの「機会」と「脅威」を明らかにするもの。
「まちづくりの基本理念(新たな公共が導く市民自治社会の実現)」と「まちの将来像」を基に、内部要因と外部環境から想定される施策具体例を示す。
そこからまちの将来像の実現に向けた基本戦略と戦略ごとの重点プロジェクトを導く。

ステップ3 成果重視型マネジメントへの転換

実施内容 「市民満足度の向上を基調とする行政経営への転換」を図るため、成果重視型マネジメントサイクルの維持・定着に向けたプログラムを推進する。
ポイント・考え方 マネジメントサイクルに、(行政経営への)市民参加・協働、進捗管理システム、行政評価と人事評価の連動を組み込む。

ステップ4 経営資源の分野別方針を作成

実施内容
  • 健全で持続可能な財政運営を行うため、すべての自治体職員がコスト意識を持つ
  • 財政推計の作成・公表と財源の確保と効果的な財源配分を実施する。
  • 市民を交えた施策・事務事業の目標管理を実施する。
  • 評価に基づく、施策・事務事業の選択と優先度の明確化を図る。
ポイント・考え方 財政運営、組織(行政改革)、人材育成、情報共有と情報化の各分野で方針を作成する。

ステップ5 基本計画・実施計画

実施内容
  • 基本構想に掲げるまちの将来像を実現するための「基本戦略」「行政経営の基本方針」を具体的に進めるための目標と進め方を示す。
  • 基本戦略や行政経営の基本方針を具体的に進めるにあたり、基本計画では必要となる施策を体系別に示す。
  • それぞれの施策の基本方針や成果目標、課題、施策を達成するための主な事業と成果指標などを明らかにする。
  • これにより事業の実施とともに進行管理、評価を明確化する。
ポイント・考え方
  • 行政経営のビジョンを明らかにする。
  • 基本計画期間中に取り組む施策を体系別に示す。
  • 主な事業と成果指標、市民との協働の度合いを示す協働指数などを明らかにする。

ステップ6 計画の推進、進捗管理

実施内容 まちづくりの「役割分担を明確にし、地域の自治力を高め、真の市民自治社会を実現するための計画をめざす」ため、下記のそれぞれの役割を果たす際の視点を明らかにする。

  • 市民(市民及び企業、NPO、市民活動団体)
  • 議会・議員
  • 行政(首長及び行政職員)

毎年度実施する総合計画実施計画のヒアリング及び首長決裁を経て、施策・事業の優先度を明らかにする。
優先度を着実に予算編成に反映し、必要経費を予算編成に組み込むこととし、総合計画と予算編成・財政計画の連動を図る。

ポイント・考え方
  • 各主体が適切に役割等を果たすために、基本構想に、市民・企業・NPO・市民団体・議会・議員・行政・行政職員それぞれの視点を記述する。
  • 市民ニーズの把握と市民意向調査・市民委員会の設置・財政状況の公表・施策・事業シートの作成・総合計画と財政計画の連動等を明記する。
  • 毎年度のローリング(各事業部局のヒアリング)を、企画課(総合計画担当)、財政課(財政計画担当)、環境課の職員がチェックする仕組みとする。
  • 基本計画や実施計画の計画期間を首長任期に合わせるとともに、その期間ごとの定期的な見直しを、市民意向調査を行いながら実施する。

実施主体・協働・推奨される自治体

実施主体

行政

住民・行政参加度

総合
住民・事業者3:行政主体3
資金
住民・事業者3:行政主体3
マンパワー
住民・事業者3:行政主体3

協働によりどのような相乗効果を期待できるか

「新たな公共」の担い手(多様なサービス提供主体)により全市・広域課題の解決へとつながる。=まちづくりの基本理念「新たな公共が導く 市民自治社会の実現」

推奨自治体の自然・社会的要件等

要件は無し。

参考事例

自治体名愛知県新城市
事例名ビジョンと戦略のある総合計画
参考URL1http://www.city.shinshiro.lg.jp/index.cfm/7,3264,161,680,html
参考URL2http://bp.eco-capital.net/bps/read/id/188
参考URL3http://bp.eco-capital.net/bps/read/id/189